よさこいに興味はある。
演舞を見ていると、正直ちょっと楽しそうだとも思う。
でも、「始めたいな」と思った瞬間に、何から手をつければいいのか分からなくなる。そんな人も多いのではないでしょうか。
いきなりチームに入るものなのか。
まずは練習なのか、見学なのか、体験なのか。
よさこいは、チーム数が多かったり多様な文化の広がりをせている分、入口が少し分かりづらい世界かもしれません。
だからこそこの記事では、よさこい初心者・未経験の人が最初につまずきやすいポイントを整理しながら、自然な始め方について書いていきます。
よさこいを始めたい人が、最初に迷うこと
まず、よさこいを始めたいなと思った多くの人が、同じようなところで立ち止まってしまいがちです。
何から始めればいいのか分からない。
周りについていけるか不安。
経験者ばかりなんじゃないか、という心配。
よさこいは集団で踊るものだからこそ、技術や体力以前に、「その場に入っていけるかどうか」が気になりやすいのだと思います。
僕もよさこいチーム「おどりびと」の代表としても見学や体験の場に立ち会ってきましたが、最初から一切の迷いなく飛び込んできた人のほうが、むしろ少数でした。
多くの人が、「気になるけど、ちょっと怖い」その間に立つことが多いのではないでしょうか。
よさこいを始める前に感じやすい不安については、こちらの記事でももう少し丁寧に書いています。
また、「未経験だから難しいかも」と感じている人に向けては、こちらの記事も参考になるかもしれません。
まずは「見る・知る」ことからで大丈夫
と、よさこいを始めようと思うと色々な不安が頭によぎってくるものですが、最初の一歩はもっと気楽に考えてもらって大丈夫です。
多くの人は、いきなり「よさこいを始める!」と腹を括って決めつけているわけではなく、
- まず演舞を見る
- 知人に誘われて見学に行く
- 少し時間を置いて体験してみる
そんなふうに、触れる回数を少しずつ増やしていく人もたくさんいます。
一気に焦って決断してしまうよりも、まずは「知る」「感じる」という時間を重ねていくこと。
それが、よさこいの自然な始め方だと思います。
見学・体験は「判断」ではなく「確認」の時間
ここで、練習の見学・体験について少し丁寧に触れておきます。
まずよさこいの練習見学は、踊れるかどうかを試す場ではありません。
たとえば見学に行ったとき、
- 誰かが自然に声をかけてくれたか
- 初めて来た人として、どう扱われていたか
- その場の空気が、自分にとって心地よかったか
こうした小さな感覚のほうが、後から強く残ることが多いように感じます。
踊りを見る時間であると同時に、「人」を見る時間でもある。僕は、見学にはそんな意味があると思っています。
一方で、練習を見るだけでなく実際に一緒に身体を動かすような、練習体験も同じです。
完璧に踊る必要はありませんし、ついていけなくても全然問題ありません。
練習見学も体験も同様に大切なのは、「やってみたとき、自分はどう感じたか」。
楽しかったかもしれないし、正直、思ったより大変だったかもしれない。
そのどちらも間違った感覚ではありませんし、どちらでも大丈夫。でもその感覚をぜひ大切にしてあげてください。
見学や体験で実際にどんなことをするのかは、こちらの記事で具体的にまとめています。
よさこいを始める前に気になる現実的なこと
そうしてよさこいの練習見学や体験のことを考え始めると、少しずつ現実的なことも気になってきます。
どんな人がいたのか、どう感じたか、そういったことを確認していくのと同時に、以下のようなこともぜひチェックしてみましょう。
活動拠点やスケジュール
よさこいチームの活動スタイルは、本当にさまざまです。
- 平日夜の練習が中心
- 週末にだけ集まる
- 祭りの前だけ集中的に練習する
- 練習は好きなときに参加してOK
色々な活動頻度のチームがありますが、ここで大切なのは「通えるかどうか」「無理なく続けられそうか」。
見学や体験の中で、活動時間や頻度について自然に説明があるかどうかも、大切な一つの確認ポイントだと思います。
費用についての考え方
また、衣装代や参加費、交通費など、よさこいにはある程度お金がかかります。
ただ、
- いきなりすべての金額が必要になるわけではないこと
- チームごとに考え方がかなり違うこと
この2点は、費用面においてぜひ覚えておいてください。
そういった意味では金額そのものはもちろんながら、費用面についてきちんと説明があり、納得できるかどうか。
これもお問合せや見学・体験の中で、その姿勢が感じられるかをぜひチェックしておきましょう。
ここまでお伝えしてきた上で、何より大切なこと
ということで、ここまでよさこいを始める上での不安や、見学・体験を検討する際にチェックしておきたいことをお伝えしてきました。
その上で、もちろん色々な要素が大切ではありすが、僕が一番大切だと思っているのは「人との相性が合うかどうか」という点です。
作品の雰囲気や世界観も、もちろん大切です。
でも、実際に続いていくかどうかを左右するのは、
- 一緒に過ごす時間が心地いいか
- 無理をしなくていい空気があるか
- 分からないことを聞きやすいか
そういった、人との距離感だったりします。
僕自身も、よさこいを続ける中で「この人たちと一緒にいたいかどうか」「一緒にいたいと思ってもらえるかどうか」を何度も自分に問い直してきました。
よさこいは踊りであり、同時に人と人との関わりでもあります。
だからこそ、よさこいを始めるか検討しているときや見学や体験で大切にしてほしいのは、上手く踊れるかどうかではなく「ここにいていいと感じられるかどうか」だと思っています。
最後に。始め方に迷ったら、まずは見学や体験から
ここまで色々とお伝えしてきましたが、よさこいの始め方に正解はありません。
ただ、いきなり全てを始めてみるのではなく、最初の一歩は見学や体験に行ってみることをお勧めします。
いきなり入会を決める必要はありませんし、その場で答えを出さなくてもいい。
雰囲気や人との距離感、自分がどう感じるかを確かめる時間を、ぜひ一度取ってみてください。
「ちょっと楽しかった」
「思っていたより居心地がいいかも」
まずはそんな感覚があればそれで十分ですし、そこから少しずつ深いところに踏み込んでいってみましょう。
今回の記事も、よさこいを始めたいと思っている人にとって、少しでも頭を整理したり後押しになるものになっていたら嬉しいです。

